中学生の人へ
<現在80点以上の人へ>
進路についてまだはっきり考えていない人が多いと思いますが、
多くの人は進学校(*1)に進むと思います。
塾や通信教育などに頼らず、
学校の授業を受けているだけで点数が取れている人もいるはずです。
点数はいいけど、『自分はそれほど勉強しているわけではない』と思っている人も
意外といるのではないでしょうか?
ただ進学校に進めば分かるのですが、
進学校の勉強というのは言葉では伝えきれないほど大変です。
理由の1つを挙げれば、高校では使う教科書・学ぶ内容が全く違うというものがあります。
中学校は義務教育ですから、
公立である限りは全国どこの学校も同じレベルのものを使い、
個人の理解度に関わらず、みんな同じ教科書で勉強します。
つまり、勉強が得意な人だけではなく、
苦手な人にも分かってもらえるような教科書を使っているわけです。
ただ、高校はそれぞれの学校の裁量で使用する教科書を選べますから、
進学校では難易度が高い(イラストが激減して、文字や式ばかりになります)ものを使います。
そのため、例えば高岡高校に行くような人(目安は5教科合計450点以上)であっても
学年の30%の人は、教科書であるにも関わらず、
そこに書いてある内容が分からくなってしまうのです。
さらに、質だけではなく学ぶべき量も大幅に増えるので(私見では中学校の3倍以上)、
いわゆる「進学校の勉強は大変」ということになります。
高校に合格することを目標にしている人は、もちろんそれを最優先に考えるべきです。
ただ、一定レベル以上の人は、中学校時代に高校の勉強を先取って行うことを強く勧めます。
実際、(この学校ばかりを例に挙げてすみません)高岡高校の50番以内の人は
入学時点で、すでになんらかの教科の高校レベルの学習を修了している人が多くいます。
そのため、入学後もある程度余裕をもって高校の勉強についていけているのです。
もしやる気のある人がいれば、
英検準2級(高1修了レベル)、できれば英検2級(高3修了レベル)の
中学時代での取得を目指してみてください。
数学や物理の勉強を独学でするのは大変ですが、
英語であれば独学でも取り組めます。
高校入学後も大変になりますが、
高校時代もきちんと勉強すれば
大学で専門性の高い教育を受けられるようになります。
将来、「仕事」や「自分がやりたいこと」を選択する幅は間違いなく広がります。
なぜ勉強しなければならないのか、と不安になるかもしれませんが、
くじけず・心を折らず・諦めずにがんばってみて下さい。
*1 定義にもよりますが、このあたりの学区では「福岡高校、高岡南高校、砺波高校、高岡高校」として下さい
<現在60点ほどの人へ>
無理をして塾に行く必要はないと個人的には思います。
理由・目的がはっきりしないまま、点数だけを上げようとする必要はありません。
なぜなら、平均点ほどは取れているので、
義務教育時代で最低限学ぶべきことは学んでいますし、
将来ちゃんと生きてご飯を食べていける人は少なくないからです。
塾や家庭教師を通して学べば、決して安いとは言えないお金がかかります。
(そもそも公立学校であっても、教育には税金による莫大なお金が使われています)
そんな中で、例えば親の意思で無理やり塾に通い漫然と勉強するのは、
民間教育に携わる立場からは言い辛いことですが、
意味のあるお金の使い方ではありません。
『塾に行くならちゃんと勉強する』『勉強しないなら塾に行かない』
と、はっきりした方がいいと思います。
学業以外で取り柄がある人は、それを磨くことを勧めます。
「体力が人並み以上にある」「人並み以上にコンピュータに詳しい」
「コミュニケーション力が人並み以上にある」「芸術の分野で人並み以上の表現ができる」
など、『普通の人よりもできる何か』を持っていることは非常に大事であり、
それは将来仕事をする上で不可欠&強い武器になります。
例えば私であれば、『普通の人よりも人に勉強を教えることができる』ことを武器に
今のお仕事をしていますし、
私の弟は『普通の人よりも体力があり、骨や筋肉の知識を持っている』ことを武器に
接骨院業に携わっています。
他にも、トラックの運転手であれば体力や運転技術など、
営業の人であればコミュニケーション力など、
薬剤師であれば化学の知識など、
世の中の人は自分の武器を活かして仕事をしているわけです。
そして、仕事をするために日々自分の武器を磨いています。
学業において人並み以上になりたい人は勉強して下さい。
河南に支援して欲しい人がいれば連絡して下さい。
意欲がある人は強力にサポートします!
<現在40点以下の人へ>
上の方でも触れましたが、 別に勉強だけがすべてなわけではありません。
他の人よりも優れたところがあれば、将来ちゃんと生きていけると思います。
世の中に出れば、テストの点数が全てではなくなります。
ただ、あまりにも知識が無さすぎるのは個人的には良くないと思います。
なぜなら、今の世の中は「頭がいい人・人の上に立つ人
(政治家や官僚や経営者など)(*2)」が決めたルールの上で成り立っていて、
そっちの側では無い人は損な生き方になることが多いからです。
別にルールを作る側になれと言っているわけではなく、
物事に対して損得・正邪の判断をできるようになることが大事です。
高校選択や就職がどうのこうのではなく、
そう言った意味で、勉強はしておいた方がいいと思います。
とは言っても、現在の状況の人は学校の授業が分からず、
学校のワークをやっていない(あるいは分からな過ぎてやれない)人が多いと思います。
自力や学校の先生の支援だけでは、現状を克服することは難しいかもしれません。
意欲があるならば、こういう人ほど民間の機関を頼るべきです。
もちろん、河南もサポートできます。
別に家庭教師は、現状勉強ができる人たちだけを教えているわけではありません。
授業を受けてみれば分かりますが、難しいことは全くやりません。
むしろ、今やらなくてもよいこと(難しい応用問題)をいかにやらず、
今やるべきこと(基本となる問題)をいかにやるかが大事です。
現状を克服したいという強い思いがある人は強力にサポートします。
*2 それらの人たちが悪いことをしてるというわけではありません。
その人たちも、自分たちの高度な技能を活かしてその職務を遂行しています。
大事なことは、その人たちは世の中の一人一人の面倒まで見てくれるわけではないということです。
世の中のルールを分かり、自分自身(あるいは将来持つかもしれない家族)のことを
適切に判断できるようになることを強く勧めます。
高校生の人へ
<成績低迷で悩んでいる人へ>
中学校時代は勉強が得意で、
他の人には言わないながらも、勉強自体が好きだった人もいたはずです。
しかし、高校では楽しく勉強できているでしょうか?
進学校に進み、その内容や量に困惑してしまっている人は、少なくないと思います。
そして、周りの人たちと比較してしまい、自信を無くしてしまう人もいると思います。
学校の課題に日々の生活を追われたり、
勉強そのものに手がつかなくなってしまった人もいると思います。
高校の勉強の内容は、質・量ともに大変なものとなるため、
アドバイスすべき内容は多岐にわたります。
その中でもあえてシンプルなアドバイスをすると、
十分な勉強時間を確保するとともに、
中学時代とは違って要領よく
(勉強に優先順位をつける・重要度にメリハリをつけること、市販の参考書を活用すること)
勉強していきましょう。
この要領の良さは、
大学で学問を修める場合や大人になって仕事をするようになってからも、
必要となる能力です。
高校の勉強で悩んでいる人がいれば、
河南に頼ることも選択肢の一つにいれてみて下さい。
きっと力になれると思います。